CNNによると、消費者が無駄にする食べ物の量(フードロス)は2億8000万トン、48兆円近くに上るとのレポートが発表されました。
【CNNMONEYの記事】 http://www.cnn.co.jp/fringe/35061101.html
この数字を見て、皆さんはどのように感じますか?
私は、直感的には「思ったより、少ない数値だな」という印象です。
このレポートでも一部指摘がある通り、「フードロス」は消費者が食べ残したり、保存が悪くて捨てたりするだけではありません。
①生産できるのにしない(できない)ロス=機会損失
②収穫可能なのにしない(できない)ロス
③収穫後、出荷されずに廃棄されるロス
④出荷されたものの、流通過程で発生されるロス
⑤加工後に廃棄されるロス(食品会社の3か月ルールとか)
⑥小売や外食のバックヤードで発生するロス
上記のようなロスがあり、特に日本では、規格や廃棄ルール等の関係から③~⑤の量が多い点が指摘されています。
こうした「フードロス」を解決するには、冷蔵庫や冷蔵物流の拡充はもちろんのこと、「生産量と消費量の一体化」に向けた情報・流通イノベーションやロスゼロに向けた世界的なルール作りが求められます。
とはいえ。誰でも、身近なことから一歩一歩も大事。
例えば、以下の「サルベージパーティ」なんていかがですか? 冷蔵庫やお家に余った食材を、美味しく料理して使い切ろう、というソーシャル・イベントです。ご家族やお仲間と一緒にぜひトライしてみてくださいね!
サルベージ・パーティ http://salvageparty.com/