米国で120年以上の歴史を誇る有名ワイナリー、「コロンビア·クレスト(ワシントン州)」が
ワイン作りに「クラウドソーシング(クラウドファンディング)」の利用を始めました。
クラウド・ソースド・カベルネ: CrowdsourcedCabernet.com
このファンディングの参加者は、農園に設置されたカメラで畑やブドウを見ることができるだけでなく、
気候(天気や気温など)をチェックしたり、農園担当者に質問したりもできます。
また、ワイン作りに必要な決断ポイントを「参加者の多数決」で決められる仕組みも導入されていたり、
出来上がったワインが実際に「正規の品評会」に出展されたりします。
参加者は、リモート(遠隔)でも「実際に作っているような体験」ができ、ワインができるまでの
「リアルなストーリー」の中にいる、「本当のオーナー」の気持ちになれる素晴らしい仕掛けです。
ところで。
これを見て、私と同じことを考える人がいるはず。
ワインでできるんだから、「日本酒や焼酎でもできるよね?」と。
米や芋の植え付けから映像で追って、蔵元の方とコミュニケーションしながら、一緒に考えながら
最高の日本酒や焼酎を作っていく・・・。「日本酒派」の私としては、ワクワクしてしまいます。
これからはクラウドファンディングサイトでのプロジェクトはもちろんのこと、
それぞれの蔵元が、自社サイトを通じて(今のところ、自社サイトがない蔵元も多いですが…)
独自の見せ方や、ファンとの関わり方を作っていく。そんな時代が来たんだな、と感じます。
【参考リンク/ニュース】
http://social-design-net.com/archives/15681