最近、TEDでも発表して大きな注目を浴びた、メビオール社の「アイメック」。http://www.mebiol.co.jp/product/
ハイドロゲルでできた薄いフィルムにはナノサイズの穴が無数に開いており、水と養分だけを通し、その上で植物を育てることができるとのこと。
給液装置と栽培ベッド(フィルム、不織布、止水シート、2本の灌水チューブ)のシステムがあれば、土がないところでもどこでも野菜や果物が栽培できる、という技術です。
日本では既に、つくば農園や和郷園など大手の生産者において、トマト栽培を中心に導入されており、「糖度が上がりやすい」、「雑菌管理も容易」、「相対的に安価」と高い評価を得ています。
この技術は、アラブ諸国やサブサハラ、モンゴルなど、土の力が弱く環境が厳しい地域において最も需要が見込まれますが、都市部のマンションやビル、公共施設の中でも導入することができれば、災害時の食料確保にも繋がりますね。