日本でも激化する、「即日配送」競争。アメリカでも投資家の熱い視線が集まっています(http://mashable.com/2014/04/10/food-startups-funding/)が、特に、生鮮食品をいかにスピーディに届けるかが最近のホット・トピックです。
有名なところでは、Amazonが野菜や肉類などの生鮮食品、加工食品、日曜雑貨などスーパーマーケットにあるものを即日配送する「Amazon Fresh」を、現在展開しているシアトルとカリフォルニアから、さらには他地域・他国にも展開するのではないか、という見込みが強まっています。
https://fresh.amazon.com/welcome;jsessionid=2D4A858C25CD26D0F580F29A109F59FD
一方で、アマゾンのような大手だけでなく、ベンチャー企業が中心となって、1時間以内に生鮮食品が届くサービスを次々と生み出しています。
例えば、このInstacartの「Shopper」という仕組み。
http://www.evtechwatch.com/2014/04/ec1instacart.html
物流センターを構えず、顧客から注文が入れば「Shopper」という登録スタッフがすぐにスーパーに向かい、買い物を行うというもの。忙しい家庭には助かるサービスですし、買い溜めしないで済むので経済的でもありますね。しかし、仕組み的には「買い物代行」なので、代行手数料が乗る分、店頭価格よりも10~30%近く高くなってしまうそうです。
スピードの価値は価格を上回るメリットとも言えますが、これから生鮮の取り扱いを強化するコンビニやスーパーも多くあり、「便利が安く手に入る」日本の街ではどこまで普及するでしょうか?注目です。