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「糖」は悪者?広がる希少糖の世界。

希少糖は、「自然界にその存在量が少ない単糖及びその誘導体」のこと。

単糖とその誘導体としての糖アルコールを加えると60種類程度で、(圧倒的に多いのはぶどう糖をはじめとした7種類、それを除く)50種類以上の
単糖及び
糖アルコールが自然界に僅かしか存在しないという意味で「希少糖」と呼ばれています。

 

「糖」と聞くと、「砂糖(炭水化物)→甘くて、食べすぎると太る」ワルモノのように扱われていますが、どうやらこの希少糖、いろいろ機能を持っているようです。

良く知られている希少糖といえば、「キシリトール」。カロリーが少ない甘味料や、虫歯防止のため成分、食品添加物として市販されています。

また近年になって、香川大学の何森教授が果糖を微生物に分解させ「D-プシコース」を作ることに成功しました。この「D-プシコース」は、食後血糖値の上昇を抑える作用や、内臓脂肪の蓄積を抑えると同時に体重の増加を抑える作用、動脈硬化の抑制、抗う蝕性(虫歯になりにくい)、寿命延長作用などが研究で指摘されているそうです。

また、希少糖の働きは、動物だけでなく、植物に対しても影響を与えることが分かってきたそうです。幾つかの希少糖がイネなどの病害虫防御関連遺伝子の発現を誘導するなど、生育調節作用を持つことを発見し、耐病性誘導や生育調節用の資材開発や利用法などの研究も進められています。(一般社団法人 希少糖普及協会HP http://www.raresugar.org/rare/htm/ より)

 

希少糖には未知のものが多く、それぞれに新しい機能性が隠されているかも知れません。食品会社や研究機関が中心となって、こうした研究がさらに進むと良いですね。

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